BlueStacks(ブルースタックス)というソフトがあります。
目的はずばり、パソコンでスマホゲームを楽しむこと!
録画や画面保存、キーボードで画面操作ができたりととにかく高機能で使いやすいです。
インストール方法やおすすめ設定を詳しく解説します。
BlueStacksとは?

パソコンで動かすエミュレータソフトです。
「Nox Player」と並び、有名な2つのエミュレータのうちの1つです。
エミュレータとはざっくりいうと、パソコンにAndroid環境を作るためのソフトです。
詳しくはこちらで解説しています。

BlueStacksをパソコンに導入することで、スマホゲームがPCでできるようになります。
外出中や寝ている時にもパソコンでずっと動かしていられるのが最大のメリットですね。
早速BlueStacksのやり方を見ていきましょう!
BlueStacksをインストールしてから使うまでの流れはこんな感じです。
①:BlueStacksをインストール
②:GooglePlayにログインする
③:ゲームをインストールする
④:環境設定をする
⑤:さらに使いこなすための操作
①:BlueStacksをインストールする
まずはBlueStacksをインストールしましょう。
以下の説明はWindowsですが、Macパソコンでも同じようにインストールできます。
BlueStacksは公式サイトからインストールできます。
(ゲームが表示されていて見かけが違う場合もありますが、ダウンロードボタンを押せば大丈夫です。)

緑色ボックス「BlueStacksをインストール」をクリックします。
すると、ブラウザの左下でインストールが始まります。
ここでもし「BlueStacksのインストールをしますか?」のようなポップアップウィンドウが開いたら「はい」を押しましょう。

動きが止まったら、「BlueStacksinstaller…exe」をダブルクリックします。
するとBlueStacksのウィンドウが開きます。

真ん中下の青い四角「今すぐインストール」をクリックしましょう。
インストールが始まります。

画面では「ファイルを抽出しています」など経過が表示されます。
しばらく待つと(30秒くらい)インストールが完了します。

これでBlueStacksのインストールが完了です。
②:GooglePlayにログインする
インストールが終わると、GooglePlayへのログイン画面になります。
Googleアカウントを持っている方は、「ログイン」をクリックしましょう。
持っていない場合には、Google公式サイトから無料でアカウントを作成できます。

ログインを押すとこんな画面になります。
Googleのメールアドレスとパスワードを入力してログインします。

プライバシーポリシーが出てきたら、確認して「同意する」をクリックします。

この後、BlueStacksのバックアップ設定を聞かれます。
BlueStacksの設定などをGoogleDriveにバックアップするかどうかを選べます。

設定のバックアップは不要なので、バックアップしないようにスライダーをクリックしましょう。
バックアップしないようにして、下の「同意する」をクリックします。

するとBlueStacksのホーム画面が表示されます。

これでGooglePlayへのログインが完了です。
BlueStacksを閉じてしまった場合には、デスクトップのショートカットから開けます。(上のアイコン)

③:ゲームをインストールする
GooglePlayへのログインが終わったら、遊びたいゲームをインストールしていきましょう。
以下のようなページから直接ゲームをインストールすることもできます。
BlueStacksでは、右上の四角の窓から検索してアプリのインストールができます。
遊びたいゲームの名前を入力してください。

ここでは例として「放置少女」と入力しました。
入力が終わったら、右の青い虫眼鏡マークをクリックします。
すると検索結果が表示されます。

アプリの名前を間違っていなければ、遊びたいゲームが表示されます。
なお、こちらからインストールもできます。
アプリアイコンを左ボタン長押しして青い「インストール」ボタンを押しましょう。

するとこのような画面になるので、右上の緑の「インストール」ボタンをクリックします。
この時、課金手段を聞かれることがあります。

どれかを入力してもいいですが、課金予定がなければ下の「スキップ」ボタンを押して進みます。
この後、ゲームインストールが開始します。

インストールが終わると、「開く」ボタンでゲームを始めることができます。
早速ゲームを遊んでみてください!
インストールしたアプリは、BlueStacksホーム画面の左上「マイゲーム」のタブを押して確認可能です。

ちなみにゲームを遊ばなくなり、アプリをアンインストールしたいときは左ボタン長押しでアンインストールできます。
④:環境設定をする
ゲームのインストールが終わったら、まずはBlueStacksの環境設定をしておきましょう。
BlueStacksを快適に動かすために必要な設定です。
右下の「歯車マーク」をクリックしてください。

すると環境設定が開きます。
この画面でいくつか項目を設定していきます。

エンジンの環境設定
環境画面が開いたとき、エンジンの環境設定がホーム画面になっています。

この画面で設定できる項目は
・パフォーマンス
・グラフィックエンジン
・グラフィックレンダラー
・GPU設定
です。
私のパソコンでは、変更後の設定はこのようになりました。

パフォーマンス
パフォーマンスは使っているパソコンに合わせて最適な値が選ばれています。
基本的に変える必要はありません。
「どうしてもBlueStacksが重い!」
という場合には、CPUの値を下げてみてください。
例:高(4コア)からミディアム(2コア)に下げる
グラフィックエンジン
デフォルトの「パフォーマンス(レガシーモード)」でOKです。
グラフィックレンダラー
ゲームにもよりますが、DirectXにした方がグラフィックが安定する場合が多いです。
とりあえず「DirectX」に変えてみましょう。
もし画面表示が不安定になる場合は「OpenGL」に戻してください。
GPU設定
「専用のコンピュータグラフィックを使用する(NVIDIA)のみ」というチェックマークがあります。
この設定はパソコンの構成パーツ(GPU)による機能ですので、NVIDIAのGPUだとONにできますが、AMDのGPUだとONにすることができません。
付けられる場合にはチェックした方がきれいな画面表示になります。
ディスプレイの環境設定
次はディスプレイ設定にいきましょう。
左側の列の上から2つ目の「ディスプレイ」をクリックしてください。

この画面で設定できる項目は
・解像度
・DPI
です。
私のパソコンでは、変更後の設定はこのようになりました。

解像度
画面を構成するドットの数を設定できます。
基本的に変える必要はありません。
推奨値の1600×900(デフォルト)にしておきましょう。
実は解像度の設定はそれ自体に意味はなく、次のDPIの方が大事です。
DPI
1インチ当たりにどのくらいドットがあるかを設定します。
数値を上げると画面はきれいになりますが、その分GPUへの負担が重くなります。
画面表示に特にこだわりがなければこの値は160DPIに下げておくのがおすすめです。
160DPIでも充分きれいですので。
詳細設定の環境設定
次は詳細設定です。
左側の列の上から3つ目の「詳細設定」をクリックしてください。

この画面で設定できる項目は
・言語設定
・パフォーマンス設定
・ゲームコントロール設定
・プラットフォーム設定
・入力のデバッグ
・メディアフォルダ
・サイドバーのアイコンを配列する
です。
基本的にすべてデフォルトでOKです。
メディアフォルダやサイドバーのアイコン配列はデフォルトから変えた方が使いやすい方がいるかもしれません。
メディアフォルダの設定はBlueStacksで画面を保存や録画したときにファイルを保存する場所
サイドバーのアイコンはBlueStacks画面の右端にある小さいアイコン
です。
こだわりたい方は、メディアの保存先やアイコンの配列を好きなように変更してください。
端末の環境設定
次は詳細設定です。
左側の列の上から4つ目の「端末」をクリックしてください。

この画面で設定できる項目は
・デバイスプロファイル
・モバイルネットワーク・プロバイダー
です。
基本的にすべてデフォルトでOKです。
デバイスプロファイルではAndroidの端末が選べますが、プロファイルを変更しているだけなので画面の見た目上の違いがありません。
ですのでデフォルトの「OnePlus 3T」から変更しなくてOKです。
モバイルネットワーク・プロバイダーは、手持ちのスマホのネットワークを使ってBlueStacksを動かす設定です。
ですが、BlueStacks(PC)はたいてい自宅のWiFiで動かすでしょうから、これを使う機会はないでしょう。
通知の環境設定
次は通知です。
左側の列の上から5つ目の「通知」をクリックしてください。

この画面で設定できる項目は
・通知モード
・通知設定
・アプリごとの通知
です。
基本的にすべてデフォルトでOKですが、通知が気になる方はOFFにするのをおすすめします。
私の場合、通知は不要なので変更後はこうなりました。

通知とは、
「今は〇〇イベント中だよ!」
「今ログインするとログインボーナスがもらえます!」
のような、ゲームからのお知らせですね。
ゲーム設定の環境設定
次はゲーム設定です。
左側の列の上から6つ目の「ゲーム設定」をクリックしてください。

この画面で設定できる項目は
・カーソル(矢印アイコン)の見た目
です。
パソコンでマウスとともに動く矢印ですね。
デフォルトではオレンジ色(右側のアイコン)になっています。
好きな方を選択してください。
ショートカットキーの環境設定
次はショートカットキーです。
左側の列の上から7つ目の「ショートカットキー」をクリックしてください。

この画面で設定できる項目は
・Windows動作
・システム動作
・Android動作
・グループ通話
です。
パソコンでマウスとともに動く矢印ですね。
デフォルトではオレンジ色(右側のアイコン)になっています。
キーボードショートカットを使ってゲーム操作したい方だけ好みにカスタマイズしてください(デフォルトでOK)。
使いたい場合は押すキーの組み合わせを自由にカスタマイズできます。
BlueStacksのカスタマイズ性の高さが分かると思います。
私はゲームでショートカットを使うつもりがないので、デフォルトのままにしています。
ユーザーデータ
次はユーザーデータです。
左側の列の上から8つ目の「ユーザーデータ」をクリックしてください。

この画面の項目は
・ディスククリーンアップ
・ディスクバックアップと復元
です。
この項目は設定というより、必要なときに実行する項目です。
BlueStacksが容量を多くとっていると感じた場合には「スペースの解放」
作ったBlueStacks環境を保存しておきたい場合には「バックアップを作成」
を実行しておくといいです。
普段は何もしなくて大丈夫です。
BlueStacksバージョン情報
次はBlueStacksバージョン情報です。
左側の列の一番下の「BlueStacksバージョン情報」をクリックしてください。

この画面の項目は
・BlueStacksのバージョン
が表示されています。
普段は気にしなくて大丈夫です。(アップデートも不要)
環境設定をしてより快適に!
これで環境設定が終了です!
ここまで設定すれば、快適にBlueStacksを遊べます。
次は、BlueStacksの高機能を使いこなすための項目です。
「BlueStacksでゲームができるのは分かったけど他にどんなことができるのだろう?」
という方に参考になると思います。
⑤:さらに使いこなすための操作
ここからはブルスタをさらに使いこなすための操作です。
右側のサイドバーアイコンを使ってみる
画面の右側に小さなアイコンの列がありますよね。
このアイコンで便利な操作ができます。

アイコンのある場所にマウスのカーソルをあてると説明が出ますので分かりやすいです。
それぞれのアイコンの意味は、上から順に
・全画面表示に切り替え(四隅の拡大)
・音量を上げる/下げる(スピーカー)
・カーソルロックオン/オフ(点線矢印)
・ゲームコントロール(キーボード)
・APKをインストール(APKと書かれた箱)
・スクリーンショットを撮る(カメラ)
・画面の録画(ビデオ)
・メディアフォルダを開く(フォルダ)
・マルチインスタンスマネージャー(重なる四角)
・位置情報を設定(マップ)
・シェイク(箱を振る)
・切り替え(縦横の四角)
・ゲームガイド(四角にはてな)
・環境設定(歯車)
・戻る(左向き矢印)
です。
全部使うわけではなく、便利だと思ったものだけを使うようにすればOKです。
私が個人的によく使う便利なアイコンを紹介します。
全画面表示に切り替え

この四隅を拡大するようなアイコンを押すと、BlueStacksが全画面表示になります。
全画面で没入してゲームをしたいときに便利です。
ショートカットで「F11」を押してもできます。
ゲームコントロール

キーボードのアイコンです。
ここではゲーム画面を押す動作をキーボードに割り当てることができます。
例えば、「shiftキーを押すと画面中央をクリック」みたいな設定ができます。
スイッチコントロールに通じるものがありますね。

キーボードで画面操作ができてとても便利です。
スクリーンショット
カメラのアイコンです。

ここをクリックすると、BlueStacksのゲーム画面をスクショすることができます。
Discordにアップしたり、Twitterにあげるのに便利です。
ショートカットキー「Ctrl+Shift+S」でもできます。
メディアの保存先はここの設定になっています。
他の場所(デスクトップなど)に保存先を変えたい場合は、環境設定→詳細設定から行いましょう。
画面の録画
ビデオのアイコンです。

ここをクリックするとゲームの録画ができます。
Youtubeへのゲーム実況投稿(のための録画)にも使えます。
メディアの保存先はスクリーンショットと同じです。
ショートカットキー「Ctrl+Shift+R」でもできます。
マルチインスタンスマネージャ
四角が2つ重なったアイコンです。

BlueStacksの複数同時起動や、Android64bit用のアプリを遊ぶときに使います。
まずはマルチインスタンスマネジャーをクリックしましょう。

今起動しているBlueStacksが表示されます。
このインスタンスはデフォルトなので、「Nougat 32bit」と表示されていますね。
インスタンスは箱のイメージで、今開いている1つの箱のこと。
いくつも箱を作って起動することができるのがBlueStacksの強み。
「今開いているBlueStacks」くらいの理解でOK。
基本はこのインスタンスにゲームをインストールすればいいのですが、64bitのブルースタックスで遊ぶのが推奨のアプリがあったりします。
デフォルト以外の環境が推奨されているアプリの例
・「五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない」(Nougat 64bit推奨)
・「キングスレイド」(Nougat 32bit Large Virtual Address推奨 )
・「グリザリア クロノスリベリオン」 (Nougat 64bit推奨) など
32bitと64bitどちらが推奨かはゲームによりますので、ゲームの公式画面で確認してみてください。
推奨されているbit環境でなくても遊ぶことは一応できます。
またBlueStacksが推奨bitを教えてくれたりするので、違っている場合は気づきやすいです。
違うbit数のBlueStacksのインストール方法を解説します。

こちらがマルチインスタンスマネージャーのホーム画面です。
右下の「インスタンスの作成」をクリックしてください。

ここで作成するインスタンスを選べます。
「Nougat 64bit」や「Nougat 32bit Large Virtual Address」などアプリによる推奨バージョンを選びましょう。


この後は、CPUコア数など設定項目があります。
最初に環境設定した時と同じで大丈夫です。
どのくらいが良いかわからなくても、この設定は後からも変えられますので安心してください。


設定の例です。
上と同じ設定で基本大丈夫です。
作成を押せば新しいBlueStacksが作られます。

インストールが終わったら、こちらのブルスタにアプリを入れていきましょう!
BlueStacksの注意点
PCへの要求スペックがそこそこ高い
ブルースタックスのようなエミュレータソフトは、パソコンのWindowsの中にAndroidOSを作っています。
そのため、必要なパソコンの性能がそこそこ高めになります。
必要なパソコンスペックやお手軽パソコンはこちらで紹介しています。

アンインストールも簡単にできますので、とりあえずBlueStacksを入れてみて動くか試してみるといいでしょう。
アンインストール方法
Windowsのやり方を紹介します。
デスクトップ画面左下のWindowsマーク(4つの四角)の右に検索ボックスがあります。
そこで「コントロールパネル」と検索してコントロールパネルを立ち上げます。
すると「プログラム」の中に「プログラムのアンインストール」がありますのでクリックします。
パソコンに入っているプログラムが一覧で表示されますので、「BlueStacks」を探して右クリックします。
「アンインストール」を押せばBlueStacksが消去されます。
おまけ:BlueStacksで遊べる良ゲーム
BlueStacksではGooglePlayストアを使ってアプリをインストールします。
ですので、ほぼすべてのスマホゲームを遊ぶことができます。
例外的に、スマホ専用の音ゲー(BangDreamなど)はインストールができません。
おすすめのスマホゲームはこんな感じです。
(整理中です)
まとめ:BlueStacksでスマホゲームを快適に!
BlueStacksの良さは、なんといっても操作の分かりやすさと高機能性です。
同時2ゲームプレイや夜間放置ができるのはPCならではですね。