新しいiPhoneを買った場合、データ移行が少し面倒ですよね。
ネットショップで購入した場合は確実に自分でやることになります。
また、auショップなど携帯会社の店で契約した場合、お店の混雑具合により移行までやってくれる場合と、やってくれない場合があります。
データ移行の方法にはいくつかありますが、今回はシンプルにできて楽な「クイックスタート」を紹介します。
クイックスタート中のソフトウェアアップデートでお困りの方はこちら
iPhoneのソフトウェアアップデート手順解説!クイックスタートにも必要
iPhoneのクイックスタートとは?
iPhoneの標準機能で、iPhoneやiPadを乗り換える場合にアプリごと、データ移行ができるサービスです。
旧iPhoneと新iPhoneを近づけて移行を行います。
基本はこちらの手順に従って移行作業を進めることになります。
ただし、APPLE公式の解説手順はやや説明不足なところがあるので、実際の手順(画像付き)で紹介していきます。
・クイックスタートの実施結果については、当サイトでは責任を負いかねます。
・写真やLINEのトーク履歴などの大事なデータは、あらかじめパソコンやクラウド(iCloud、Google Driveなど)にバックアップしておくことをおすすめします。
(正しく行えばデータ消滅等はないと思いますが、絶対ないとは言い切れません)
・APPLE公式の解説手順をよく確認した上で、自己責任で実施してください。
クイックスタートの手順
クイックスタートの手順を進めていきます。
今回私は、iPhone8のデータを新しく購入したiPhone13に移行する手順を行いました。
移行元の古いiPhoneを「旧iPhone」、移行先の新しいiPhoneを「新iPhone」と表記します。
・新iPhoneと旧iPhoneは充電器につないで、近くに置いておく。
・2時間くらいかかることもあるので、iPhoneがしばらく使えなくてもいい時間に行う。(夜がおすすめ)
なお、新しいiPhoneには充電器(ACアダプター)が付属していない場合があります。
Type-Cの充電器が必要ですので、手持ちがない場合は急速充電対応の充電器を選ぶと快適です。
新iPhoneを初期化する
新iPhoneでiPhoneを探すをOFFにする
まずは、新iPhoneにAppleIDでログインしていないか確認します。
新iPhoneでAppleIDにログインしている場合、このあと初期化すると「iPhoneが見つからない」になってしまいます。
ログインしていない状態だと、一番上が「iPhoneにサインイン」となっています。
下のような状態なら、「iPhoneを探す」をOFFにする作業は不要です。
ログインしてしまっている場合は、「iPhoneを探す」をオフにしておきます。
「設定アプリ」→「AppleID」→「探す」で「iPhoneを探す」をオフにしましょう。
オフにできたらOKです。
新iPhoneを初期化する(設定アプリ→一般→転送またはiPhoneをリセット)
「iPhoneを探す」がオフになっていることを確認したら、新iPhoneを初期化していきます。
まずは「設定アプリ」を開きます。
次に、「一般」を選択しましょう。
次に、「転送またはiPhoneをリセット」を選択します。
「転送またはiPhoneをリセット」を押しても、すぐに初期化はされないので安心してください。
新iPhoneを初期化する(全てのコンテンツと設定を消去)
下の方にある「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択します。
新iPhoneを初期化する(このiPhoneを消去で続ける→iPhoneを消去(赤字))
「このiPhoneを消去」画面になるので「続ける」を選択しましょう。
「続ける」を選択しましょう。
すると、赤字で「iPhoneを消去」ボタンが出てくるので選択します。
これで新iPhoneが初期化されます。
新iPhoneが初期化されるまで待つ
新iPhoneの初期化には10分くらいかかります。
しばらく待ちましょう。
新iPhoneの「こんにちは」画面(日本語→日本語)
初期化が完了すると、「こんにちは」画面になりますので画面に従って進めます。
「日本語」を選択していきます。
しばらく進めると、「クイックスタート」画面になります。
旧iPhoneを近づけてクイックスタートを始める
新iPhoneでクイックスタート画面が出たら、旧iPhoneを近づける
新iPhoneでクイックスタートが始まったら、旧iPhoneを近づけてください。
机の上で近くに置いて放置すると上手くいきやすいです。
旧iPhoneで「新しいiPhoneを設定」画面が出てきたら続ける
旧iPhoneを近づけると、旧iPhoneでクイックスタート開始用の画面が出てきます。
「続ける」を選択します。
新iPhoneで青い模様が出てくるので、旧iPhoneの丸い枠で読み取る
続けるを押すと、旧iPhoneでクイックスタートの読みとり用画面が出てきます。
丸い枠で新iPhoneに出てくる青い模様を読みとってください。
QRコード読みとりと同じ感覚ですので、旧iPhoneを新iPhoneの上にかざすと読み取れます。
読み取りで失敗したり、旧iPhoneで間違えて「戻る」などを押してしまうと、クイックスタートが進まなくなります。
この場合、旧iPhoneを再起動して近づけてください。
丸い枠がもう一度出てきます。
新iPhoneでパスコードの入力が求められるので旧iPhoneのパスコードを入力する
・新iPhoneで「iPhoneの設定中→iPhoneの設定には数分かかることがあります」
・旧iPhoneで「新しいiPhoneの設定を完了」(進行中のぐるぐるマーク)
と表示されたら、2台を近くにおいて待ちましょう。
新iPhoneで、画面が進んで行きます。
旧iPhoneはこのあと最後まで、新iPhoneの近くで充電しながら放置してください。
クイックスタートでは、旧iPhoneでログインしていた自宅WiFiの情報が転送されて、新iPhoneで自動的にWiFiに繋がります。
新iPhoneで、WiFi情報を入れなくても大丈夫です。
初期設定をスキップしてソフトウェアアップデートする
ここまで来ると、新iPhoneでクイックスタートを進める手順が始まっていきます。
早速クイックスタートできるかと思いきや、操作を進めるとソフトウェアアップデート画面になります。
これは、買ったばかりの新iPhoneが工場出荷時の古いバージョンのiOSになっているのが原因です。
このあとソフトウェアアップデートが必要になりますが、FaceIDなどの初期設定をするか聞かれるので全部後回しにして先に進みましょう。
新iPhoneでFaceIDの設定画面(あとでセットアップ)
新iPhoneでFaceIDの設定画面が出たら、「あとでセットアップ」を選択します。
(移行が終わったあとで設定することができます)
新iPhoneで利用規約画面(同意する)
新iPhoneで利用規約画面がでたら「同意する」を選択しましょう。
新iPhoneで「新しいiPhoneで設定を移行」画面(デフォルトで続ける)
新iPhoneで「新しいiPhoneで設定を移行」画面が出てきます。
デフォルトのまま、一番下の「続ける」を選択します。
新iPhoneでiMessageとFaceTime(今はしない)
iMessageとFaceTimeの設定をするか聞かれますので、一番下の「今はしない」を選びます。
(移行が終わったあとで設定することができます)
新iPhoneでSiriの設定画面(あとで”設定”でセットアップ)
iMessageとFaceTimeの設定をするか聞かれますので、一番下の「あとで”設定”でセットアップ」を選択します。
すると、ソフトウェアアップデート画面が出てきます。
新iPhoneでソフトウェアアップデートの画面(ダウンロードしてインストール)
「ダウンロードしてインストール」を押すと、ソフトウェアアップデートを開始します。
「アップデートを要求中」→「アップデートを準備中」のように表示が変わります。
黒い画面で、リンゴマークの下にバーが表示され動いていれば、ソフトウェアアップデートが進んでいます。
バーが右端に行くまで、待ちましょう。
ソフトウェアアップデートは数分~1時間かかります。
通信環境によってかかる時間が変わりますので、自宅など通信の安定したWiFi環境で実行しましょう。
「ダウンロードしてインストール」を押しても、りんごマークと下のバーが動く画面にならない時があります。
ぐるぐるしている画面で固まってしまった(30分同じ画面)場合は、新iPhoneを再起動して最初からやり直します。
2回以上やり直してもソフトウェアアップデートがぐるぐるしてしまう場合は、こちらの方法を実施しましょう。
(クイックスタートの前にソフトウェアアップデートを実施しておく)
ソフトウェアアップデートが完了したら、いよいよクイックスタートの準備が整っています。
新iPhone、旧iPhoneは動かさずそのまま待ちましょう。
クイックスタートで移行する
新iPhoneで「再接続中」→「転送を準備中」と表示される(待機)
新iPhoneの画面が「再接続中」と表示されますのでこのまま待ちます。
このとき、新iPhoneが旧iPhoneに接続し直しており、見つかると「転送を準備中」と表示されます。
新iPhoneで「データを転送」画面(続ける)
新iPhoneで「”○○のiPhone”からデータを転送」画面で「続ける」を選択します。
旧iPhoneで「”iPhone〇〇”へデータを転送中」、新iPhoneで”〇〇のiPhone”からデータを転送中」と表示される(待機)
しばらく待つと、旧iPhoneと新iPhoneで似たような画面が表示されます。
・旧iPhoneで「”iPhone〇〇”へデータを転送中」
・新iPhoneで「”iPhone〇〇”からデータを転送中」
と表示されます。
この画面までくればクイックスタートがうまく行っています。
完了するまで待ちます。
旧iPhone、新iPhoneは近くにおいておき、操作をしないでください。
クイックスタートのデータ転送の時間はアプリの量や、WiFi環境により異なります。
10分で終わったり、2時間くらいかかる場合もありますのでおとなしく待ちましょう。
(かかる時間はインストールしてあるアプリの大きさ、個数などで変わります)
旧iPhoneで「転送が完了しました」と表示(続ける)
クイックスタートが終わると、旧iPhoneで「転送が完了しました」と表示されます。
旧iPhoneで「このiPhoneを削除」と表示→(「今はしない」)
旧iPhoneで、「このiPhoneを削除」の画面になります。
初期化をする場合には「続ける」、まだ初期化したくなければ「今はしない」を選択します。
旧iPhoneの初期化は、新iPhoneにデータが移行できていることを必ず確認してからにしましょう。
移行が失敗している状態で旧iPhoneを初期化してしまうと、どちらのiPhoneにもデータが残りません。
新iPhoneで「復元しました」と表示されている(成功)
新iPhoneで「復元しました」と表示されたら、クイックスタートが成功しています。
下の「続ける」を選択しましょう。
新iPhoneでFaceIDの設定をする
「続ける」を押すと、再びFaceIDの設定画面になります。
顔をiPhoneに正面から向けて、FaceIDの設定をしていきましょう!
画面の案内に従って顔を登録しましょう。
新iPhoneでAppleIDの確認をする→上にスワイプして使用開始
AppleIDの確認画面がでたら、上にスワイプしましょう。
「使用開始」と表示されて次に進みます。
新iPhoneのホーム画面になる
新iPhoneのホーム画面になります。
クイックスタートが成功しているか念の為確認してください。
チェック項目はこちらです。
・ホーム画面に旧iPhoneで使っていたアプリ(LINEなど)がある(インストール中の場合もある)
・写真のデータが新iPhoneにある
・AppleIDにログインできている
などを確認しましょう。
旧iPhoneで使っていたアプリが新iPhoneにあれば、移行完了です。
新iPhoneにアプリのマークはあるが、アプリ自体は入っていない(暗くなっている)場合があります。
この場合、アプリをタップするとインストールが始まります。
WiFiに接続した状態でアプリをタップしてインストールしましょう。
(WiFiに接続しないでやると、ギガを消費しますので必ずWiFiに接続してから行ってください)
まとめ:クイックスタートはアプリ移行に便利
iPhoneのクイックスタートはアプリの移行に便利です。
アプリを入れ直す手間がかからないので、新iPhoneに機種変するときにはぜひ使ってみてください!
無事に完了する事ができました。
アップデートから先へ進まず困っていたのですが、最初にダウンロードする事と写真つきでの解説大変分かりやすかったです。
ありがとうございました。
愛様
コメントありがとうございます。
無事完了とのことで、お役に立ててよかったです!
ソフトウェアアップデートが途中で出てくると、混乱しますよね…