5GとIoTを分かりやすく解説!技術とメリット・できること

最近はニュースでも「AI」や「IoT」、「4K」や「5G」などの用語を耳にすることが増えましたよね。

これらは今後生活に不可欠になっていくもので、生活を大幅に便利にしていくと考えられています。

今回は「5G」とは何かを解説します。

5Gは何がすごいのか、使えるようになると生活はどう変わるのかを見ていきましょう!

5Gとは!どんなメリットがある?

 

スマホを使っていると、アンテナのところに3Gや4G(LTE)といった表記をよく見ますよね。

〇GのGとは実は「Generation」(世代)の略なのです。

つまり現在使われている最新の通信が4G(第4世代)で、2019~2020年には5Gが実現する見通しです。

この5Gが、かなり高速であることは想像できるかもしれません。

5Gのメリットは以下です。

 

①:超高速 (最高伝送速度10Gbps)

②:超低遅延 (遅延は1ms程度)

③:多数同時接続 (100万台/km²の接続機器数)

 

私たちの身近な生活で想像してみると‥

 

①:超高速 

2時間の映画を3秒でダウンロードできます。

同じ映画をダウンロードすると、現在最速と言われるLTEの場合は5分かかります。

通信速度は今の100倍になる計算です。

日常生活で通信が遅くてイライラすることはほとんどなくなります。

 

②:超低遅延

日常生活では恩恵を感じにくいかもしれません。

自動運転や衛星の管理、ロボット遠隔制御など産業現場で多大な恩恵があります。

特に自動運転では、5Gレベルの通信遅延なら安心して運用ができます。

 

③:多数同時接続

家庭内で、約100個の端末を同時にネットに接続するようになります。

これが今だと、5~10台つなぐのが限界という感じです。 (それ以上は通信が低速になったり落ちたりする)

一般家庭内ではネットワークを気にせずにスマホやPC、ゲームやセンサを接続し放題になりますね。

5Gの快適性のイメージがつかめたでしょうか。 それでは、どうして5Gが可能になるのでしょうか?

 

5G(移動体通信)の歴史

5Gを理解するには、まずこれまでの3Gや4Gの歴史を見ていく必要があります。

移動体通信(〇G)の歴史

 

名称 年代 方式 通信速度 特徴
1G 1980~1995 アナログ方式 初の無線通信
2G 1990~2000 デジタル方式 初のデジタル無線通信
3G 2000~2010 世界初の標準通信規格 14Mbps 携帯電話普及の技術
3.5G 2010~2015 ~100Mbps 3Gの性能アップ
3.9G 2010~2015 ~100Mbps 別名LTE・4Gに向けた開発
4G 2012~2018 100Mbps~ LTEスマホを象徴する高速通信
5G 2019~ ~10Gbps IoTの象徴・脱スマホへ

 

1G~ 無線通信の始まり

 

全てはここから始まりました。

区画ごとに無線基地局を配置し、区画をまたいで通信できるシステムとして誕生したのが1Gです。

この時の通信はアナログ方式であるのが特徴でした。

国内では1980年代NTTが開発した「NTT大容量方式」が初でした。

この時代はそれぞれの企業や研究機関が独自の規格を使っていました。

 

2G~ アナログからデジタルへ

 

1993年に2Gは誕生しました。

1Gのアナログ方式と違い、2Gはデジタル通信を行ないます。

メリットとしては、アナログとは違い情報劣化が起こりにくいこと。

このデジタル通信の実現で、通信の発展が加速します。

携帯電話が普及しだしたのもこの頃です。

3G~ 世界初の標準通信規格

 

1G、2Gともに各企業・各国で独自の規格が使われていました。

これでは普及が難しいという課題がありました。

そこで、世界全体の標準規格として作られたのが3Gです。

日本国内ではガラパゴス携帯(いわゆる携帯電話)の全盛期です。

3Gにより「IMT-2000」という基準の携帯電話が生まれ、ここから開発が急速に進みました。

5年も経たずに次世代の通信が開発されます。

 

3.5G~ 3Gの性能アップでより便利に

 

3.5Gは3Gを改良、より速くしたものです。

3.5Gの技術では、4Gの実現はできません。

 

3.9G~ 別名LTE・4Gに向けた準備

 

3.9Gは4Gへの移行のため3Gと新たな技術を組み合わせて開発された規格です。

「LTE」(Long Term Evolution)とも呼ばれています。

長い間便利に使えるようにすることを目指して開発された規格です。

auやソフトバンク、WiMAXなどでおなじみの通信規格ではないでしょうか。

2019年2月現在、一般に使われている通信のほとんどが3Gや3.9Gなど「3G」になっています。

 

4G~ LTE Advanced・急速な競争が産んだ高速通信

 

時代は4G回線移行の動きが増しています。

国内で「4G」として認められているのがこの2つ

 

・ドコモの「LTE-Advanced」

・UQ WiMAXの「WiMAX 2+」

 

ドコモは国内でも昔から回線を引っ張ってきたグループです。

NTT通信回線は今でも国内シェア45%とダントツです。

回線の例としては、ドコモ光ですね。

 

GMOとくとくBB-ドコモ光-

 

最新通信技術「IPv6」を使っており、ネットサーフィンは快適です。

ドコモ光ならGMOとくとくBB!特典・メリットを解説!

 

また、UQ WiMAXも高速モバイルルーターとして知られてますね。

便利なポケットWi-Fiですので、外出先でもネット楽しみたい方が多く利用しています。

私もWiMAX(ポケットWi-Fi)は契約しており、外でもWi-Fi無制限で使えるのはかなり便利です。

 

 

WiMAXのレンタル端末の外見(WX05) ポケットWiFiのおすすめ選び方!通信制限と契約期間をチェックしよう

 

5G~ IoT時代・スマホのその先へ

 

5Gは最先端技術です。

HUAWEIの会長がカナダで拘束されたのも、アメリカとカナダの5G覇権争いと言われています。

メリットは確認した通り大きく、IoT時代の標準になる規格と言えます。

もちろん私たちのネット生活もより快適になります。

スマホやパソコン・タブレットなどインターネットにつないで使うのが当たり前のものから、 監視カメラや車、スマートスピーカー、センサなどありとあらゆるものがインターネットにこれからつながっていきます。

スマホが大流行している現在ですが、5年後はすでに時代遅れになっている可能性すらあります。

時代は恐ろしいスピードで発展し続けています。

 

5Gの歴史まとめ:第1世代から続く高速・大容量通信への飽くなき開発

 

5Gは、1G時代から続いてきた移動体通信の延長上にあります。

IoT時代・脱スマホ時代を象徴する規格になるでしょう。

 

IoTとは?5Gとは切っても切れない関係

 

ここで「IoT」についても確認しておきましょう。

IoTとは「Internet of Things」の略で、すべてのものがインターネットにつながる社会のことです。

IoTのいいところは、すべてのものからデータを取得・改良ができる点

身近な例でいうと、スマートスピーカー(Google Home)やスマホナビ(Siriなど)でしょうか。

これらは、ユーザーの反応を絶えずデータとして取得して改良開発に役立てています。

すべてのものをインターネットにつなぐ上で必要になるのが通信の高性能です。

たくさんの機器をネットワークにつなぐと、通信遅延がおこったり、処理落ちしたりします。

これを解決するのが「5G」の超技術なのです。

 

まとめ:5Gでネット生活はますます快適になる!

 

5Gのイメージ、つかめたでしょうか?

身近に感じるのは「映画ダウンロードが爆速に」「接続機器増やし放題」ですね。

さらに「IoT」と「5G」との密接な関係についても知っておくといいでしょう。

また早ければ2019年後半にも5G試験運用は始まります。

まだ少し先ですが、今から楽しみですね。

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