格安スマホ基礎知識〜格安SIMの特徴やメリットを分かりやすく解説!

格安スマホの押さえておきたい基礎知識の解説です。

「格安スマホってそもそもどんなもの?」

「SIMフリーとか仕組みは分からない‥」

という方はまずご覧ください。

 

格安スマホ基礎知識

 

格安スマホとは?

有名な携帯会社と言えばどこでしょうか?

真っ先に上がるのは「au」、「ドコモ」、「ソフトバンク」の3社でしょう。

これらは自社で通信回線を持ち、「キャリア」と呼ばれています。

 

格安スマホ用語① キャリア
携帯電話の通信サービスを提供している会社のこと。
au、ドコモ、ソフトバンクの3社がこれ。
格安スマホとは、キャリア以外の業者が運営・販売するスマホのことを言います。

この格安スマホ業者のことをMVNO(Mobile Virtual Network Operator)と呼びます。

日本語訳は仮想移動通信業者ですね。

 

格安スマホ用語② MVNO
格安スマホ業者のこと。
他社から無線通信インフラを借りて音声通信やデータ通信のサービスを提供する業者。

 

それではキャリアとMVNOとの違いはなんでしょうか?

それは 「自社で通信回線を持っているかどうか」 です。

MVNOは自前の通信回線を持っておらず、キャリアから通信回線を借りています。

MVNOは自分で通信回線を開発、整備しなくていいので安くスマホやSIMを提供することができます。

それではMVNOは具体的に何のサービスを提供しているのでしょうか?

それを理解するにはまず最近のスマホのパーツを知る必要があります。

 

スマホの構成要素:端末とSIM

 

スマホは何で構成されているのでしょうか?

答えとしては、本体「端末」とデータ通信用チップ「SIM」の2つです。 詳しく見ていきます。

 

端末

スマホ本体(端末)の外見

スマホ本体です。

スマホと言われたらまずこれを想像しますよね。

画像は「HUAWEI」の「p20 Lite」という機種です。

勿論iPhoneも端末です。

 

格安スマホ用語③ 端末
スマホ本体のこと。
これだけでは通話やインターネットはできない。

 

SIM(SIMカード)

SIMカードの外見

端末に入っているデータ通信用チップです。

これがないと通話したり、ネットを見ることができません。

皆さんが使っているスマホにも必ずこのSIMが入っています。

 

格安スマホ用語④ SIM
スマホに入っているデータ通信用チップ。
端末とSIM合わせて初めてスマホとして使えるようになる。

 

ここで、「SIMロック」「SIMフリー」について整理しておきましょう。

これらは格安スマホの歴史と深く関わっています。

格安スマホ台頭の理由

 

日本国内では、キャリア3社がまずスマホ販売を開始しました。

基本的にスマホ市場はこの3社の独占状態で、料金も高めに設定されていました。(これは今でも変わりません)

それら3社がやっていたことに「SIMロック」があります。

SIMロックとは、自社で販売したスマホではその会社のSIMしか認識できないようにすることです。

つまり、auで買ったスマホ端末のSIMだけ取り出して他の会社のSIMを入れてもそのスマホを使うことができませんでした。

これは顧客囲い込みの目的で行なわれていました。

 

格安スマホ用語⑤ SIMロック
販売した端末が自社以外のSIMを入れても動かないようにすること。

 

この仕組みのせいで、主にSIMを販売する格安スマホ業者はなかなか普及しませんでした。

この流れが変わったのが2015年5月です。 総務省が「SIMロック解除原則義務化」を法律としてスタートさせました。

これにより、SIMフリー端末であればSIMにロックをかけることが原則禁止になりました。

SIMフリー端末とはSIMの挿し替えができる端末のことです。

例えばiPhoneであればiPhone6までの機種は最初からSIMの挿し替えができないようになっています。

現在ではほとんどの端末がSIMフリー端末となっています。

 

格安スマホ用語⑥ SIMフリー(端末)
SIMの挿し替えが可能な端末のこと。
iPhoneであれば6s以降が該当する。

SIMロックはMVNOがSIMを販売する一番の障壁でした。

また、キャリアのスマホ市場独占の大きな原因でした。

SIMロック解除義務化により、スマホユーザーはキャリア3社だけではなくMVNOという選択肢を採りやすくなったのです。

 

MVNOは何のサービス提供してる?

 

MVNOは主にデータ通信SIMを販売する業者です。

このSIMは後で詳しく見ていきますが、大手キャリアと比べて安く・プランがさまざまだという特徴があります。

また、端末も販売しており 「SIMと一緒に買うことで安く端末を買える」 キャンペーンをよくやっています。

まとめるとMVNOは 「SIMや端末を販売・運用している会社」 と言えます。

 

MVNOの特徴とメリット

 

それではMVNOで端末やSIMを買うメリットを具体的に見ていきましょう。

キャリア3社との違いも要注目です。

 

MVNOはサービス料金が安い

 

キャリア3社(au、ドコモ、ソフトバンク)のスマホを使っていて、 「スマホの料金毎月高いな‥」 と思ったことはないでしょうか?

ソフトバンクの例でみてみましょう。

 

ソフトバンク

料金プラン 月額
通話定額ライト(基本料金) 1836円
データ定額5G 5400円
ウェブ使用料 324円
7560円

 

毎月7560円というのは結構な出費です。

月額料金が高い理由として、キャリアが自分で無線通信設備の運営費がかかる、ということがあります。

また、プランが過剰であると感じた方もいるかと思います。 (普段毎月2GBしか使わないのに5GBプランが最初からついている、など)

普段あまり使わないサービスに高額な月額を払いたくはないですよね。

一方MVNO(格安SIM)の場合です。

こちらは大手MVNOであるmineo(マイネオ)の場合

 

mineo(マイネオ)

料金プラン 月額
音声通話 610円
データ通信6G 1580円
2190円

 

このプランでは、毎月6GBのデータ通信をして音声通話機能を使うことが可能です。

ソフトバンクの時より多くネットができる(5GB⇒6GB)のに月額は5000円以上安くなっています。

さらに、音声通話がそもそもいらない(LINE通話で事足りる)という方は音声通話機能を外して節約することもできます。

格安SIMのメリットがお分かりいただけたでしょうか?

まとめると、

 

・格安SIMにするだけで月額数千円の節約になる! 
・不要なオプションを外すこともできる

のが格安SIMの大きな強みです。

自分に合った料金プランで、しかも安く使うことができるのです。

格安SIMのプランというのは本当にさまざまで、用途に合わせて一番いいプランを選ぶのが最高ですよね。

MVNOの魅力的なプランの具体例

 

それではMVNOの魅力的なプランを具体的に見ていきましょう。

想定されるユーザーに対して何通りか見ていきます。

 

1:ライトユーザー(通話をほとんどせずギガも最小限でいい)

 

仮にAさんとしましょう。

Aさんは通話をほとんどせず、データ通信(ギガ)もほとんど要らないと考えています。

スマホを使う主な用途は Googleマップや食べログ、LINEくらいです。

Aさんだと、毎月のギガも3GBあれば十分です。

例えばmineoにSIMを乗り換えましょう。

[jin-rank1]mineo
mineo(マイネオ)
mineoは格安SIM最大手の業者です。パケットシェアや受け取りの仕組みが充実していてファンサイト「マイネ王」でのサポートが手厚いです。

 

月額利用料金 [jinstar4.0]
通信速度 [jinstar4.0]
ギガのコスパ [jinstar4.5]
契約縛り期間 [jinstar4.0]
保証等サービス内容 [jinstar5.0]

詳細ページmineo

 

mineo(マイネオ)

 

料金プラン 月額
音声通話 610円
データ通信3G 900円
1510円

 

月額1510円でスマホを使うことができます。

キャリアだと月額はおよそ7000円ですから、不要なオプションを削り5000円以上の節約になります。

mineo

 

 

ミドルユーザー(通話は必要でギガも結構ほしい)

 

ミドルユーザーBさんを想定しましょう。

Bさんは通話をよくしますし、スマホゲームが好きなので月に10GBくらい使いたいとします。

キャリアで5GBのプランでギガが不足しており、ストレスを感じていました。

この場合でもMVNOへの乗り換えは有効です。

例えばIIJmioへ乗り換えてみます。

 

[jin-rank1]IIJmio
IIJmio(みおふぉん)
IIJmioは端末の安さと、パケット(通信量)の繰越やシェアといった柔軟性が魅力の格安SIMです。キャンペーンもよくやっており、安く快適に使うことができます
月額利用料金 [jinstar4.5]
通信速度 [jinstar4.0]
ギガのコスパ [jinstar4.5]
契約縛り期間 [jinstar4.5]
保証等サービス内容 [jinstar5.0]

詳細ページIIJmio

IIJmio(アイアイジェー・ミオ)

 

料金プラン 月額
ファミリーシェアプラン(音声通話+12GB) 3260円
3260円

 

IIJmioだと、12GBとたっぷり使っても月額は3260円となります。

大手キャリアで使い続けるより4000円くらい安いですね。

また使えるギガも増えています。

 

注:IIJmioは端末販売に力を入れているMVNOで端末も一緒に購入したりキャンペーンを併用することでもっと安くスマホを使うことができます。

機種を新しくしたいなら特におすすめ

IIJmio(みおふぉん)

 

ヘビーユーザー(YoutubeやInstagramをよく使う、ギガはたっぷり欲しい)

 

ヘビーユーザーCさんも想定してみましょう。

CさんはYoutubeやInstagramをよく見ます。

毎月20ギガクラスのプランが理想です。

ギガ使い放題プランだとキャリアではソフトバンクの「ウルトラギガモンスター+」があります。

こちらを使うと、家族割など割引なしのプランでは月額10000円以上かかります。

これはCさんには手痛い出費ですよね。   MVNOなら実は「特定のサービス使い放題!」というSIMがあります。

 

使い放題サービスで有名なMVNOは「BIGLOBEモバイル」と「LINEモバイル」。

BIGLOBEモバイルならYouTubeやU-NEXT、Apple Musicなど使い放題の「エンタメフリープラン」 LINEモバイルなら   が選択可能です。

BIGLOBEモバイルだと‥

 

BIGLOBEモバイル

[jin-rank1]BIGLOBEモバイル
【BIGLOBEモバイル】プラン料金値引き特典(~6/30)
BIGLOBEモバイルは動画をよく使う方に一押しの格安SIMです。速めの通信速度とYouTubeやAbema、U-NEXTなど使い放題サービスで快適に動画が楽しめます。
月額利用料金 [jinstar4.5]
通信速度 [jinstar4.5]
ギガのコスパ [jinstar4.0]
契約縛り期間 [jinstar4.5]
保証等サービス内容 [jinstar5.0]

詳細ページBIGLOBEモバイル

料金プラン 月額
12GBプラン(音声通話+12GB) 3400円
エンタメフリーオプション 480円
4380円

 

CさんはエンタメフリーオプションでYouTubeを楽しみつくし、12ギガでInstagramを使うことにしました。

これで5000円以上の節約です!

BIGLOBE SIM

 

LINEモバイル

 

料金プラン 月額
コミュニケーションフリープラン 3220円
3220円

LINEモバイルでは、LINEやFacebook、Twitter、Instagramが使い放題なコミュニケーションフリープランがあります。

CさんはInstagramはコミュニケーションフリーで、Youtubeを月々のギガで楽しむことにしました。

この場合はなんと7000円くらいの節約になりますね。

LINEモバイル

 

まとめ:格安SIMで賢く・自分に合ったプランを選ぶ!

 

今は格安SIMを自分で選ぶことができる時代です。

 

「今のスマホ月額高いなあ‥」

「スマホそんなにつかってないのに‥」

 

と思う方は特に要注意!  格安SIMで節約できる可能性が高いです。

こちらでスマホの使い方を分析し、自分に合うMVNOを探していきましょう!

https://kakuyasu-sim-now.com/smaho-gaga-kaiketu/