エックスサーバーといえば2003年から20年近くサービスを安定稼働している、信頼抜群のレンタルサーバーですね。
そんなエックスサーバーが2021年5月、wpXシン・レンタルサーバーという新たなサービスを開始しました。
何やら「シン」とついていますが、何がエックスサーバーと違うのでしょうか?
そんな「wpXシンレンタルサーバー」の特徴を紹介します。
wpXシンとエックスサーバーの違い
wpXシンの特徴は、エックスサーバーと比較すると分かりやすいです。
エックスサーバーと何が変わっているのか調べました。
wpXシンは最新技術を積極的に導入している
本家のエックスサーバーは、20年近く安定稼働しており、信頼と実績が高いサーバーです。
「安定稼働」を売りにしているので、新しい技術を簡単に取り入れることはできません。
(機能を変更して不具合が生じると、安定性を損なう可能性があるからです)
とにかく安定性を重視する方にはエックスサーバーの方が向いています。
対してwpXシンは、新しい魅力的な新技術を積極的に取り入れていきます。
本家エックスサーバーの実績をそのままに、より意欲的に性能が高いサーバー提供を目指しています。
サーバーの性能(特に高速性)を重視する方に向いているのがwpXシンと言えます。
wpXシンで導入している新技術 ①KUSANAGI
ワードプレス向けにチューニングし、速度に特化した仮想実行環境が「KUSANAGI」です。
wpXシンはこのKUSANAGIを導入しています。
特にワードプレスでサイトを運営する場合には、高速性の恩恵を受けることができます。
wpXシンで導入している新技術 ②NVME SSD
パソコンやサーバーのデータを保存するストレージには、ざっくり3つあります。
① HDD(国内で一番多く使われていて古くからあるストレージ、速度は一番遅い)
② SSD(新しめのストレージで高速、性能の良いノートPCに入っている)
③ NVME SSD(最新でSSDより爆速なストレージ、自作PCではおなじみ)
[/box]wpXシンでは、ストレージに全てNVMEを用いています。
NVMEは最新のストレージであり、レンタルサーバーでこれを用いているサービスは少ないです。
NVMEを使っているだけでも、かなり魅力的と言えます。
wpXシンはエックスサーバーより料金が安い
wpXシンの料金プランを確認します。
例えばベーシックの12ヶ月プランだと月額880円です。
エックスサーバーのスタンダードで12ヶ月プランだと月額1100円なので、wpXシンの方が安いです。
また、wpXシンにはキャッシュバックキャンペーンもあるのでさらに安く使うこともできます。
(1年以上使った場合、半額が返ってくる)
ブログを1〜4個運営するなら、ベーシックがおすすめです。
ブログを5個以上運営するなら、スタンダードが良いです。
操作画面はエックスサーバーと同じ
管理画面はエックスサーバーと全く同じです。
エックスサーバーの管理画面に慣れている方は同じ感覚ですぐ使えます。
エックスサーバーは管理画面のわかりやすさに定評があり、ネットで検索すると情報がたくさん出てきますので困ることは少ないです。
永年ドメインが1つ無料(エックスサーバーと同じ)
wpXシンを使っている間、ドメインを1つ無料で使うことができます。
ドメインは通常、購入代と毎年の更新料がかかりますが、更新料も無料になっています。
高速性と並び、レンタルサーバーを使う大きなメリットと言えるでしょう。
wpXシン・レンタルサーバーでサイトを運用する手順
wpXシン・レンタルサーバーでワードプレスのサイトを構築するまでの流れです。
結構サクサク進みますので、2時間ほどで実際にサイトを作って確認できるようになります。
2.お申し込み内容を入力
3. wpXアカウント情報を入力する
4.メール認証と個人情報取扱の同意
5.お名前.comでドメインネームサーバーの設定(wpXシンで取得した場合不要)
7. wpX・シンにワードプレスをインストール(クイックスタートの場合不要)
8. ワードプレスでSSL設定を行う
1.公式サイトから申し込む
まずはwpXシンレンタルサーバーへ申し込みをします。
公式サイトはこんなページです。
右上の黄色い「お申し込み」ボタンをクリックします。
wpXアカウントを持っている方なら右側の「ログイン」ボタンでログインします。
今回は新規の申し込みなので、左側の「すぐにスタート!新規お申し込み」をクリックします。
2. お申し込み内容を入力
すると、申し込み内容を入力するページになります。
ここで、プランの選択があります。
ブログを最初から始める場合には、「ベーシック」で充分な性能があるので「ベーシック」を選びましょう。
次は「WordPressクイックスタート」のオプションの選択です。
「WordPressクイックスタート」にはメリットとデメリットがありますので特徴を理解して選びましょう。
2.1 WordPressクイックスタートを利用する場合
「WordPressクイックスタート」オプションで「入力する」にチェックを入れるとWordPress情報を入力する画面になります。
サーバーの契約期間
まず契約期間を選びます。
3ヶ月や6ヶ月、24ヶ月も選べますが、値段と期間で一番コスパが良いのが12ヶ月です。
特に理由がなければ12ヶ月を選びましょう。
ドメイン契約内容の入力
初期ドメインは、作るサイトのURLになります。(例:Yahooサイトならwww.yahoo.co.jp)
取得したいドメインと同じものをつけましょう。
wpXシン・レンタルサーバーを使い続ける限り
「.com」や「.net」「.info」など選べますが、この中で一番価値が高いのが「.com」ですので「.com」がおすすめです。
・ゲーム攻略サイトを作る予定で、ドメインは「game-kouryaku.com」を取る予定なら、初期ドメインを「game-kouryaku.com」にする。
ここで入力したドメインは、wpXシン・レンタルサーバーを使い続ける限り無料で使うことができます。
なお、ドメインは早い者勝ちですので誰かが既に同じドメインを使っていると取得できません。
その場合はドメインを変えてみましょう。
WordPress情報の入力
続いて、WordPress情報の入力欄を埋めていきましょう。
何やら項目がたくさんありますが、順に説明します。
ブログ名には作る予定のブログの名前を入力します。
ブログの名前を見て、内容がある程度わかるような名前が良いですね。
(自分のニックネームなどでブログ名をつけたい場合はそれでもOKです)
ユーザ名、パスワードには、好きな文字列を入力してください。
WordPressのログインに用いますので、忘れないようにメモしておくことをオススメします。
最後にメールアドレスを入力します。
WordPressの管理用メールアドレスになります。
後で変更することも可能です。
ここまで入力したら、画面下にある「wpXアカウントの登録に進む」ボタンを押しましょう。
2.2 WordPressクイックスタートを利用しない場合
「WordPressクイックスタート」のチェックマークをつけないと、WordPressのインストールやドメイン設定を自分
で設定することになります。
これらの設定は少し面倒ですので、デメリットと言えますね。
逆にのメリットとしては、「10日間の無料体験」ができるのがメリットです。
クイックスタートを利用しない場合の手順はこちらです。
利用しない場合は、特に入力する手順はありませんので次のステップに進みます。
3. wpXアカウント情報を入力する
wpXのアカウント情報を入力していきましょう。
次の画面で、メールアドレスや氏名など情報を入力します。
後で入力するメールアドレスに認証メールが届くので、アドレスは間違えないようにしましょう。
記入が終わったら[次へ]をクリックしましょう。
メール認証に進みます。
3. メール認証と個人情報取扱いに同意する
するとメール認証に進むので、携帯電話番号を入力します。
そこに認証コードが送られてくるので、次の画面で入力します。
認証番号を入力すると、次の画面に進めます。
お支払い情報入力に進みましょう。
4. 個人情報取扱いに同意する
最後に、個人情報取扱いに同意しましょう。
これでwpXシン・レンタルサーバーにログインできる状態になります。
作成したwpXアカウントでログインして、管理画面を見ていきましょう。
管理画面について
wpXの管理画面はこのようになっています。
画面は見やすくとても使いやすいです。
5-1.独自ドメインの取得(wpXシンで取得するなら不要)
「WordPressクイックスタート」で始めた場合、既に設定完了しているので飛ばして次のステップに進みましょう。
クイックスタートで始めていない場合は、独自ドメインを取得しましょう。
wpXシン・レンタルサーバーの場合、独自ドメインは1つ自由に選ぶことができます。
通常だと「.com」ドメインで毎年1000円ほどかかりますので、嬉しいサービスですね。
ドメインの付け方ですが、自分がこれから作ろうとしているサイトを表すような名前を日本語を使わずにつけておきましょう。
日本語のドメインは文字化けしたりでよく分からない文字列で見えてしまうためです。
例:ゲームレビューのサイトなら「game-review.com」など
wpXシン・レンタルサーバーの特典を使って取得
wpXシン・レンタルサーバーを利用すると、ドメインを1つ無料・年間更新代金なしで使うことができます。
wpXシンの管理画面にログインし、左の「ドメイン設定」タブを選びます。
特にこだわりなければ、「~~~.com」など.comにするのがおすすめです。
追加したら、画面右下の「追加する」を押して完了です。
ドメイン追加が反映されるまで、1時間ほどかかる場合がありますので少し待ちましょう。
7.wpXシンでワードプレスのインストール
クイックスタートの場合、自動でインストールされています。
クイックスタートを利用していない場合には、WordPressのインストール作業をします。
左のサイドバーの「WordPress」をクリックします。
WordPress簡単インストールを押しましょう。
次の設定画面で入力する項目です。
サイトURL:設定不要(先ほど追加したドメインが選ばれている)
ブログ名:自由に決める
ユーザー名:自由に決める
パスワード:自由に決める
メールアドレス:自由に決める
これらの情報は忘れると面倒なので、メモを取っておくことを強くおすすめします。
「保存」を押せばワードプレスのインストールが完了です。
8.ワードプレスでSSL設定
ここは設定されていない可能性があるので確認が必要です。
ワードプレスの管理画面にログインします。
管理画面(ダッシュボード)左のメニュー「設定」をクリックします。
「一般設定」を選び、真ん中あたりにあるアドレスのところを確認します。
両方「https」で始まっていればOKです。
「http」になっていれば、httpsに変更しましょう。
以上でSSL設定が完了です。
まとめ
wpXシン・レンタルサーバー2021年5月誕生の新しいレンタルサーバーでありながら、
・最新技術利用で高速
・管理画面が使いやすい
・長期利用で半額キャッシュバックキャンペーン
な使いやすいサービスです。
エックスサーバーより操作は簡単で、値段も安いのがおすすめのレンタルサーバーです。
この手軽さを感じてみてください!
ここまでの手順を実行すれば、あとは自分のサイトで記事を書き始めることができます。
早速、記事をばんばん書いていきましょう。